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人生とは切り口を見いだすことである。 すなわち意味を探す旅だ。 間違う事だってある。 それでも自分で物事を切り取り、判断し、進んでいかないと行けない。 人生を振り返るとそこにあるのは独自に切り開いて来た、その跡なんだろうと思う。 恥じず、めげず、果敢に物事を見いだしていきたい。
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 僕は、心を正常に保つために、映画を見る。

人生はそんなドラマチックではない。
でも誰もがドラマチックでいたい。

だからわずかながらでも、時折自分に起こる出来事を、ドラマチックに感じるために。
ちょっとした出来事のありがたみや幸福に気づくために。

僕は映画を見て人生を彩りたい。


今日は伊坂幸太郎原作の「ゴールデンスランバー」を見た。
http://www.golden-slumber.jp/

圧巻の構成力だ。

キャストのみなさんの個性が非常にはっきり分かれていて、
少し灰汁の強い演技ながら、それに負けないぐらい灰汁の強いストーリー。
でも、なのに、こんなにも落ち着きを持って、
最後へまとまっていくのはなんでなんだろう

その構成力に感動と、感謝って感じです。本当にすごいや。

言うなれば、浦沢直樹さんの、漫画のモンスターやプルートのストーリー展開で。
シーンはあちこちに飛ぶけれど、緩やかにその距離を縮めていく。
それも全然無理なく、ひとつひとつ丁寧に、縮めていく。

その丁寧さはまるで、ティッシュのような軽くて、吹き飛びそうなものを
球体へとまとめて、形作るような…。そんな丁寧さ。


だからこそ、その人生描写に、やさしさエッセンスが加わって。 

あぁ…、なんでこんなにも人間が魅力的に伝わってくるんだろう。 
あぁ、なんでこんなにも人と会いたくなるんだろう。 
抱きしめたくなるんだろう。 

そんな気持ちになりました。

こんな文章を書く気持ちになったから、
久々に一人称に、「僕」とか使っちゃいましたよ。

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